ベクタレイヤは ol.layer.Vector で表され、ベクタデータのクライアント側の表示を処理しています。現在、OpenLayers 3 はキャンバスレンダラのベクタ描画だけをサポートしています。
2.4.1. クライアント側のフィーチャ描画
基本の世界地図を取得するには、WMS の例に戻ります。ベクタレイヤのこの上にいくつかのフィーチャデータを追加します。
<!doctype html> <html lang="en"> <head>
<link rel="stylesheet" href="ol3/ol.css" type="text/css"> <style> #map { height: 256px; width: 512px; } </style>
<title>OpenLayers 3 example</title> <script src="ol3/ol.js" type="text/javascript"></script> </head>
<body> <h1>My Map</h1> <div id="map"></div>
<script type="text/javascript"> var map = new ol.Map({ target: 'map',
layers: [ new ol.layer.Tile({ title: "Global Imagery", source: new ol.source.TileWMS({ url: 'http://maps.opengeo.org/geowebcache/service/wms', params: {LAYERS: 'bluemarble', VERSION: '1.1.1'} }) }) ],
view: new ol.View({ projection: 'EPSG:4326', center: [0, 0], zoom: 0, maxResolution: 0.703125 }) }); </script> </body> </html>
タスク
1. テキストエディタで map.html を開き、最初の WMS 例の内容をコピーします。変更を保存して、ブラウザで正しく見えることを確認します。:http://localhost:8000/ol_workshop/map.html(訳注:Webサーバが動作している任意のディレクトリなら、対応するアドレス。以降、これに準じます。)
2. マップの初期化コードでタイルレイヤの後にもうひとつのレイヤを追加(下記のものを貼り付け)します。これは GeoJSON に格納されている一連のフィーチャを要求したマップに新しいベクタレイヤを追加します。
new ol.layer.Vector({ title: 'Earthquakes', source: new ol.source.GeoJSON({ url: 'data/layers/7day-M2.5.json' }), style: new ol.style.Style({ image: new ol.style.Circle({ radius: 3, fill: new ol.style.Fill({color: 'white'}) }) }) })
地震の場所を表す白丸と世界地図。
注意:GeoJSON データは EPSG:4326 の投影法で、マップのビューも、EPSG:4326 なので、再投影は必要ありません。ソースの投影法とビューの投影法が異なる場合、「projection」プロパティはフィーチャキャッシュの投影を示しているソースに設定しなければなりません。これは、通常、ここでは、ビューの投影法を設定することを意味します。
2.4.1.1. 詳しく見る
それでは何が起こっているか理解するために、そのベクタレイヤの作成を検討してみます。
new ol.layer.Vector({ title: 'Earthquakes', source: new ol.source.GeoJSON({ url: 'data/layers/7day-M2.5.json' }), style: new ol.style.Style({ image: new ol.style.Circle({ radius: 3, fill: new ol.style.Fill({color: 'white'}) }) }) })
レイヤは、「title」の「Earthquakes」といくつかのカスタムオプションを与えられています。オプションオブジェクトでは、「url」 を指示する ol.source.GeoJSON タイプの「source」を用意しています。
注意:属性に基づいたフィーチャのスタイルを設定したい場合は、 ol.layer.Vector の「style」設定オプションである ol.style.Style の替りににスタイル関数を使用します。
ボーナスタスク
1. マップ上の白丸は、 ol.layer.Vector レイヤの上に ol.Feature オブジェクトを表します。これらの各フィーチャは、それぞれ、「title」と「summary(要約)」のプロパティの属性データを持っています。マップ上で forEachFeatureAtPixel を呼び出す、マップ上の singleclick リスナを登録し、マップビューポートの下に地震情報を表示します。
2. ベクタレイヤのデータは、USGS(http://earthquake.usgs.gov/earthquakes/catalogs/)が発行した地震のフィードから来ています。OpenLayers 3 でサポートされているフォーマットの空間情報がある追加データを見つけることができるかどうか参照してください。もし、「data」ディレクトリ内の空間データを表現する別のドキュメントを保存するなら、マップ上のベクタレイヤで表示することができます。
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